管理釣り場に手ニジマス釣りを楽しめるトラウトフィッシング。
金属のテッパン形状のスプーンと言うルアーを巻いて魚を釣るジャンルの釣りになるが、近年スレが激化。
管理釣り場とは言えど、中々釣れないシビアな状況に。
そこで登場したのが「縦釣り」。
数年前からneostyle(ネオスタイル)でお馴染みになったこの釣法を具体的に解説。
Contents
主流になりつつある縦釣りとはどんなモノか?
近年のトラウトフィッシングで基本になりつつある釣り方の1つ「縦釣り」。
たびたび管理釣り場に足を運ぶ際に目にするようになった。
一般的な釣り方と言えば、スプーンやクランクやミノーを使用した巻きの釣り。
この釣り方とは違い、ロッドを縦に操作しニジマスを釣ると言った方法。
巻き合わせとは違ったアタリがまた魅力的な釣りになる。
具体的な釣り方とは?
縦釣りの基本の釣り方について解説していこうかと思う。
縦釣りにも細分化すればそれぞれ流派と言うものがあり、アタリの取り方がちょっぴり違ったりもする。
基本的には、ルアーをボトムに落とし、ロッド操作でボトムパンピングすると言った方法で魚を釣るのが一般的。
ボトムに着いたルアーを一気に上に持ち上げまた落とす。
言ってみれば、メタルバイブを使うバス釣りでお馴染みのリフトアンドフォール。
この作業を繰り返すのがこの釣りになる。
アタリは何処で判断するのか?
ルアーをリフトアンドフォールさせ、ニジマスを誘い食わせるこの釣り。
しかし、使用するルアーが比較的小さく軽い為、アタリはシビア。
ただでさえ、ショートバイトのニジマスに対し、繊細なアプローチが必要となる。
ハッキリ言ってしまえば、バイトが合ったとしてもロッドの先端に振動が伝わる事はまず無い。
「それでは、何処で当たりを感じるのか?」
という疑問が出てくるのではないだろうか。
結論から言ってしまえば、ロッドでは無く、ラインで当たりを取る。
キャストし、ルアーをフォールさせる。
フォールからボトムに着底する間に、魚がバイトした際のラインの微振動で判断すると言うのが基本になってくる。
バイトがあった際の合わせ方は?

ラインでバイトの判断をするとして、ではどうで合わせればいいのか?
答えは単純。
ただ真上に勢いよくフッキングするだけ。
ロッドの基本操作は上下にロッドをしゃくると言った方法。
なので、フォールの際は若干ロッドを降ろす形になる。
ラインで当たりを感じたら真上に上げれば、必然的にニジマスの口にフックが貫通するという仕組み。

コレは管理釣り場でも釣果の出づらい、プールフィッシングでのシーン。
激スレエリアでも縦釣りなら釣れると言った状況は大いにある。
巻きでダメなら縦と言う選択肢もあっても良いと個人的には感じる。
※あくまで基本的な操作。
初めからロッドを上に上げてシェイキング等で釣るやり方も存在する。
まずは、基本的な操作でニジマスを掛ける事から始めてみる事を個人的にはオススメする。
縦釣りに使用するルアーを紹介
縦釣りに特化したスプーンと言うのがある。
基本的にはフロントフック使用になっており、フォール中にフックが上に向きながら落ちていく作りになっている。
管理釣り場のレギュレーションによっては、リアフック使用に。
または、サイズの関係で使用禁止になっているフィールドもあるので注意が必要。
ネオスタイル(neo STYLE) スプーン NST
縦釣りと聞いてまず連想するのが、このメーカーの商品。
独特の形状が目に留まる。
ブラックライトで光る蓄光カラー等、様々なタイプがラインナップ
ジャッカル ブング
バスでお馴染みジャッカルのティモンブランドで販売された縦釣り特化のルアー。
プラスチックプレートにオモリが接着されており、独特の水平フォールが可能。
ボトムに着底後もオモリが凸状になっているため、ニジマスに高アピールしてくれる。
どういったタックルが理想か?
使用するメーカーのロッドにより、特性は変わっている。
中には特殊なタイプのロッドも。
その為、ココでは基本的に合わせを考えた際の、タックルバランスについて説明。
ロッドについて
まずは、どういったロッドが縦釣りを快適に楽しめるかを解説。
ルアーに関して言えば、主に使用するのがマイクロスプーン。
0.4~2gまでのルアーを操作する事になる。
その為、ロッドの硬さは基本的にはSUL~XULがベストであろう。
ルアーが投げられる範囲で言えば、0.4~3.0g当たりの許容範囲がある物が使いやすいだろう。
テーパーの種類は掛けに特化したファストテーパーが丁度良い。
レギュラーテーパーに比べ、ベリーやバットが硬い方がフッキング率が上がるからだ。
より繊細にアタリが取りたい場合は、ティップの先の太さが1.0mmくらいだとベストと個人的には感じる。
リールについて
縦釣りに使用するスピニングリールについて。
基本的な番手は1000~2000番クラス。
このぐらいであれば、トラウトのラインは丁度良く巻ける。
1回転で巻く距離もトラウトにはピッタリの範囲。
ギヤ比はハイギヤを推奨。
基本的に、ロッドをリフトしてたるんだラインを素早く回収するのが肝になる為、ハイギヤの方がベスト。
ノーマルギヤでも出来ない訳では無いが、快適性と言う面ではハイギヤをオススメする。
ラインについて
人により好みの問題がある為、あえて紹介する必要が無いかとは思う。
ナイロンでもフロロでも、釣りは可能だし、PEにリーダーを使用した組み合わせも同様。
強いて言えば、私はPEにリーダーの組み合わせをオススメする。
何故なら、軽い物を遠くに飛ばす必要があるからだ。
勿論、ナイロンでもフロロでもラインを細くすれば可能。
しかし、ラインを細くすると言う事は必然的にライン強度も無くなると言う事だ。
スプーン1個の値段は他の釣りに比べれば比較的安いものの、やはりロストはしたくないのが人間の心情だ。
つまり、ラインを細くでき、かつ強度を求めるのであれば、必然的にPE+リーダーの組み合わせは明らかだ。
リーダーに関して言えば、ナイロンでもフロロでも好みの物を使えば良いと思う。
実際、私が使用しているのがフロロカーボンラインのリーダー。
PE0.2号に0.8号のリーダーの組み合わせ。
「PEだけど、このレベルで細くて勢いよくフッキングしても大丈夫なの?」と言われる事がある。
特にトラブルも無く、快適にルアーを飛ばす事が出来ている。
ドラグもユルユルな設定にしているので、思いっきりフッキングしてもカリカリと糸が出る為、切れる心配がない。
タケが使用する縦釣り専用タックル
上記の点を踏まえ、私が個人的に愛用しているタックルを紹介。
縦釣りに特化したタックルバランスにしてある。
基本的には縦釣りしかしないが、それ以外でも使用する事はある。
より繊細なアタリが取りたい場合等、コレ一本でやり尽くす事も。
カーディフAX(CARDIFF AX)S60SUL-FF
シマノのエリアトラウト用のロッドがこちら。
ファストテーパータイプのロッドになり、フッキング率は非常に高い。
ティップも細く0.8mmの為、繊細なアタリが取りやすい。
このクラスになるとだいたい1.3mmと太いタイプが殆ど、なので、中級クラスでこのスペックは非常にありがたい。
細いと折れそうと思うかもしれないが、流石シマノ。スパイラルX等のねじれ防止の技術も入っており、勢いよくフッキングしてもしっかり決まり、ファイト中にロッドがぶれる事が余りない。
個人的にな買ってよかったと実感したロッド。
カーディフ CI4+(CARDIFF CI4+)1000SHG
シマノから販売されているトラウト特化のチューンモデル。
中級クラスでこの満足度はコスパが凄い。
ドラグのギヤも非常に細かくサウンドも素晴らしい。
重量も170gと、コンパクトで軽めの設計もトラウト向き。
何より、トラウト用にカスタマイズされているので、ハンドルノブがコルク。
この軽い巻き心地は非常にアタリが取りやすい。
師匠との釣行の際、興味本位で触らせてもらったが、その日に衝動買いしてしまったw
12バンキッシュが復刻すれば交換は検討するだろうが、現時点ではコレが購入満足度を満たす商品である事は、まず間違いないだろう。
消耗し、壊れたらもう一回コレを私は買う。
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