PEラインを中心に、ライン保護を目的とした釣り具用スプレーが各メーカーから販売されているが、どれも単価が高価。
高いが故の性能があるのは事実だが、これでは「定期的にラインを新品にした方が良いではないか?」と言った本末転倒になると言う結論にもたどり着いてしまう。
ここで、コストパフォーマンスに優れたライン保護に使える商品を見つけたので紹介。
便利な活用方法も!
Contents
被膜を作りラインを保護!釣り具用のスプレーとは?
バリバス(VARIVAS) PEにシュッ! (業務用)
Wako’s (ワコーズ) FSO フッ素オイル105 潤滑 多目的スプレー 110g
知っているけど、意外に使っていない釣り人も多いかと思うこのスプレー。
主に、PEラインをメインとし、コーティング剥がれによるラインの劣化を防止目的に作られた商品がこのスプレー。
有名どころであれば、VARIVAS(株式会社モーリス)から販売されている『PEにシュッ!』であろう。
他には、車のメンテナンスでお馴染み、WAKO’S(ワコーズ)の『フッ素オイル』もまた有名。
海釣り等で多く使用されるPEライン。
海水であれば、濡れたラインに乾燥した塩がこびりつきラインのコーティングに傷を付けてしまう。
また、サーフであれば尚更砂によりラインを痛めてしまう場合も。
そんな状況を防止するべく開発されたのがこの商品。
釣行前にあらかじめラインに塗膜を吹き付ける事により、ラインのコーティングに更にフッ素の被膜を追加し、劣化を防止する。
ラインの結束を弱らせ辛くしてくれるのは、釣りをしていてかなりの安心感を感じる。
知ってはいるが、高いから使用していない人が結構多いのが現状
ラインを保護するので、素晴らしいとは思っていても、実際には使用していない人が殆どではないだろうか?
その理由として考えられるのが・・・
1.何より値段が高い
一番の理由はコスパの悪さ。
ガス管の内容量が約50~180mLで2000~3000円代と非常に高い。
性能が良くても、ラインの金額を軽々上回るレベル。
これでは、新品のラインを買った方が遥かにコスパが良いと感じられる。
2.PEラインのみに使用するイメージが強い
商品名からもある様に大々的にPEライン専用と言うような感じで商品が売られている。
釣りのラインはPEだけではない。
バスやトラウトに至っては、メインとなってくるのはナイロンやフロロカーボンのライン。
正直、使って良いのか判断できない人もいるだろう。
以上の点から、商品に手が出せずにいると推測できる。
コスパに優れたシリコーンスプレーがオススメ!
そこで、おススメしたいのがこのシリコーンスプレー。
フッ素同様、被膜効果が強くラインの保護に最適。
ホームセンター等では、カー用品売り場によく置いてある。
ゴム部品やプラスチック製品の劣化を防止する役目がある。
ゴム部品のひび割れ等の主な理由が、分子内部が破壊され離れてしまうのが劣化の原因。
シリコーンスプレーを吹きかける事により、ぽっかり穴がいた部分にシリコーンが浸透し、分子を保護&結合してくれるので、劣化防止に、回復効果があり、実はとっても優秀。
車で言うゴム部品で想像がしやすいのが、エンジンのファンベルトやタイヤのゴム製品。
タイヤワックスなんかは石油系成分が入っているので、見た目の艶(ツヤ)は出るが、逆効果。
実はタイヤにはシリコンスプレーを吹きかけた方が効果的というのは結構知られていない。
オマケに、無臭というのがまた素晴らしい。
フッ素同様、被膜効果が強くラインの保護に最適。
しかし、釣り具用で使用されているのがフッ素系の物が殆ど。
シリコンの方が被膜が弱いと思われているだろうが・・・
実は逆、被膜の耐久度として最も重要視するべきなのは、スバリ「耐熱温度」。
ラインというのは高速でガイドに擦れながら移動する。
その為、特にファイトの際は熱が発生する。
コレは、ラインを弱らせる原因になるだろう。
一般的に使用されるフッ素系の耐熱温度は260℃。
流石に、こんな温度にはならないがw
しかし、この耐熱温度を見る限り、かなりフッ素系に気持ちが偏りがちになる。
しかし、実のところシリコンの耐熱温度の方が高い。
シリコンの耐熱温度は倍以上の600度。
車で最も摩擦熱が加わるブレーキ関係に使用されるくらいのレベル。
圧倒的にシリコンの方が強いと言える。
また、他に気になるのが透湿性。
よくシリコンは水に溶けやすいと言われている。
しかし、フッ素も同様クラスのレベルの透湿性。
どちらも釣りの前にシュッとラインにひと吹きするレベルで定期的にコーティングしていれば問題ないだろう。
以上の点から、個人的にフッ素よりも安くて丈夫なシリコンがライン保護にベストと考える。
それに、シリコンはPEも含め、どのラインでも確実に使用可能。
オマケに、通常の内容量が400mLクラスなので、先程紹介した釣り具用のスプレーに比べてはるかに長持ち。
フッ素よりも使用頻度が増えてしまうかと考える方もいるが、そうでもない。
内容量を比較してもこちらの方が遥かにコスパが良く長持ち。
ココで上記の商品ラベルの説明欄に赤線を引っ張ってある部分に注目してほしい。
シリコーンスプレーと言っても色々と種類がある。
購入するなら絶対に注意してほしいのが管に含まれる成分。
『石油系が入っている商品は絶対にNG』
本来、ゴム部品の劣化を防ぐシリコンだが、石油系が入っていることにより逆にゴム部品等を劣化させてしまうと言う事になりかねない。
石油系素材は有機溶剤に溶ける性質があるからだ。
この為、商品を購入する際は必ず無溶剤タイプのシリコーンスプレーを購入する必要がある。
シリコンスプレーはホームセンターのプライベートブランドが圧倒的に安い!
各メーカーから、いろんなシリコーンスプレーが販売されている。
ココで、注目したいのがやはり何度も言ってきたコストパフォーマンス。
『CRC-556』でもお馴染みのKURE(クレ)等の一流メーカー等でも販売されている。
しかし、値段が1000~2000円代と高額。
コレは、コスパ重視でオススメしてきたが本末転倒な結果になってしまう。
なので、ココでオススメしたいのがホームセンターで売っているプライベート商品がオススメ。
実売価格は200円クラスとかなりお買い得。
今回画像で紹介しているのは、ケイヨーD2のプライベート商品。
ジョイフル本田やビバホームでも売っているが、ここの商品は一番お得で信頼している。
勿論、内容量も400mLクラスから販売されている。
石油系溶剤も入っていないので安心です。
※念の為、商品裏の記載はちゃんとチェックしておきましょう!
使いたいけど邪魔になるスプレーノズルの俺流活用法を紹介
細かい部分に吹き付ける為に使用するノズル。
しかし、収納場所も無く意外に邪魔になり持ち運びに不便に。
ココでは、俺個人でやっているノズルの活用法を紹介。
答えは簡単。
ノズルの長さをスプレー缶の幅に収まるサイズにハサミでカットするだけw
使用方法によっては微調整が必要になるかもしれませんが、こんな感じでノズルを短くカットすれば快適にノズルを持ち運びできる。
さて、具体的なノズルの持ち運び方法ですが・・・
ノズルの幅くらいのドライバーで付属のキャップに穴をあける。
キャップ自体は柔らかいので、押し込めば簡単に穴を開けられる。
プラスドライバーがオススメ。
作業の際にドライバーで手を刺さないよう、十分注意が必要。
使用方法によっては、こんな感じに使い分けています。
タックルボックスやバッカンに収納し、トラウトのスピニングに使用する時はこんな感じ。
高さ制限もクリアしノズルが邪魔をする事が無い。
こんな感じに加工し使う場合も。
この状態で使用する時は、主に車内に置いとくだけの状態。
ドリンクホルダー等で保管する時は、この方がノズルを取り外しやすく使いやすい。
いずれの方も中心に穴を開けないのは、中にあるスプレーヘッドとノズルが干渉しないようにする為。
この方法であれば、ノズルを紛失する事無く簡単に持ち運び収納できるので、個人的にはオススメの方法です。
興味がある方は試してみて下さい。
以上!!
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